~ 造作キッチンの魅力 ~
2014年07月23日
今回は、住まいのポイントをキッチンに置いた実例のご紹介と、ケント・ハウスの造作キッチンについてお話します。
ケント・ハウスでは、お気に入りのメーカーのシステムキッチンをチョイスしていただいたり、オリジナル造作キッチンのデザインを
ご提案させていただいたりなど、お客さまのご希望や生活スタイルを伺い、リクエストに応じています。
しかしながら、造作キッチンの魅力を了知してしまったお客様が、それでもなお、システムキッチンを切望されるケースは
皆無に等しく、造作キッチンありきにシフトされるケースが圧倒的多数を占めています。
ひとたび触れると、存在感が加速する。。。
オリジナルキッチンは、妥協しない家づくりを目指しているお客さまにとっては、まさに理想のカタチと言えるでしょう。
では、造作キッチンは、具体的にどのような魅力があるのでしょうか。
まず、自在にレイアウトができ、さらにそれにアレンジを加えて機能性を充実させ、ビジュアル性の高い
“水回りの家具”のように設えることができるのが大きなメリットです。
そのため、リビング、キッチンなどのスペースをはっきりと区切らなくとも、空間全体の統一感を演出することができ、
プランの自由度が約束されます。
また、一般的に、メーカー品は商品のサイクルが早いため、廃盤を理由に一部の劣化においてもパーツの入手が困難になり、
メンテナンスの苦労がつきものなのに比べ、造作キッチンでは比較的柔軟に対応することができます。
キッチンに限らず、家は末永く愛用するものだから、生産性の高い量産の商品と、カスタムメイドの商品を比較するにあたっては、
耐久性やメンテナンス性、コストパフォーマンスなどの優劣のジャッジは長期的な視野に入れて判断するべきでしょう。
さて、造作キッチンの利点はそれだけではありません。
実際にオリジナルキッチンを使っているお客さまの声に日々耳を傾け、改善点を明日にでもアップデートできる
スピーディな現場力は、大量生産の大手メーカーではとても真似のできない、ケント・ハウスの造作キッチンが誇る敏捷性でもあります。
オリジナル造作キッチンは、日進月歩でお客さまの胃袋へとつながってゆくのです。
重厚感のある天板と、艶のある素材でラグジュアリーなプロポーションを完成させたキッチン
では、一般的なハウスメーカーでは、なぜ造作キッチンを積極的に取り入れないのか?
という単純な疑問が沸いてくる方もいらっしゃると思います。
…その答えは、手間。
既製のものを規定の寸法に設置する方が、何倍も楽だということは多くの人が想像できることですが、
実は、原価においても同じことが言えます。
造作はひとつのキッチンを完成させるにあたり、資材や部品など仕入れ先の会社が複雑に関与している点や、途中段階の少しの変更で、
予定の価格を大きく上回ったりなど、蓋を開けてみると施工側にとって割に合わないという事態が起こるリスクを含んでいます。
その矛盾点をなくすために、真っ先に行った作業が、単価の取り決めによる原価の管理。
それを軌道に乗せるまでの苦労があったから、ケント・ハウスの今のカタチがあるのです。
大胆な間接照明をデザインに取り入れた印象的なデザインのキッチンは、キッチンというより近未来のオブジェ
また、キッチンに限ったことではありませんが、造作ものは、 会社や担当者の知識と経験が無ければ現場は混乱します。
工事をスムーズに進行させるためには、詳細な図面や先読みを含めた的確な指示が必要となります。
ケント・ハウスは、分業化により技術者のプロ集団を育成し、造作に特化したオートメーション部隊をつくっています。
さらに、お見積り提出の段階で、詳細な図面を完成させ、ご契約後の価格の変動をできる限り無くすとともに、
あらゆる面での効率化、迅速化を目指しています。 これは、全国の住宅業界でもほとんど例をみないシステムです。
浮遊感を演出したシンク天板と、ランダムなチークをエレメントの要素に取り入れた遊び心のあるキッチン
オーストリアの高級金物 ブルムを標準仕様としたオートマチックな引き出しは、開閉が滑らかで使い心地が抜群
家の中心にキッチンを招き 機能、デザイン共に理想を追求したキッチンは、まさにキッチンありきの家の代表格
お客さまのご要望にこたえ、3Dタイプの深型シンクを取り入れた用の美を極めたキッチン
ケント・ハウスのこうした技術力が結集して、世代を超えてもコンテンポラリーであり続けられるキッチンを生み出して
いる今日があるののです。
KENT HOUSE 富 沢