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2026.2.12

海外研修2026・台湾 ~歴史・食・文化編~


海外研修レポート in 台湾 ~ 歴史・食・文化編 ~

今年の海外研修は台湾へ行ってまいりました。

前編の今回は、旅の中で感じた
街の歴史・食・文化についてお届けいたします!



■ 中正記念堂


台北の中心に位置する中正記念堂は、
台湾の近代史を語るうえで欠かすことのできない象徴的な建築です。
蒋介石(蒋中正)を記念して1980年に完成したこの建物は、
国家的な記念施設として計画されました。


広大な自由広場の正面に立つとまず目に飛び込んでくるのは、白い大理石で構成された壮麗な外観。
重厚でありながらも端正な佇まいは、歴史的意義を体現するかのような存在感を放っています。
青い八角屋根は伝統的な中国建築の様式を取り入れ、国家の理念や文化的背景を象徴しています。


特に印象的なのは、その圧倒的なスケールです。
広場から見上げる大階段は全89段(蒋介石の享年に由来)あり、
一段一段上るごとに、この場所が台湾の近代史を象徴する存在であることを静かに実感させられました。


圧倒的な大きさ!



衛兵交代式

巨大な空間は単なる観光名所という枠を超え、
台湾の政治的・社会的な歩みを象徴する舞台として機能してきました。

大理石の白さが陽光を受けて輝く姿は、
時代を越えて語り継がれる歴史そのもののようにも感じられます。

建築空間を通して歴史を伝える、その力強さを実感する場所でした。


■ 迪化街(ディーホアジエ)


ここは清朝時代から日本統治期にかけての古い町並みが残る商業エリア。
歴史ある建物の中で、今も問屋の商いが続いているのが特徴です。

面白いのは「時代とともに商売が進化している」ところ。


漁師バッグでおなじみ高建桶店

昔は魚網を作っていたお店が布地屋さんや鞄屋さんになっていたり、
完全に観光客向けのお土産屋さんになっていたり。

昔の建物を今のニーズにうまくフィットさせて
「残す」だけじゃなく「生かして使う」街の姿勢がとても印象的でした。


■ 十分老街(シーフェン)


山あいの線路沿いに広がる観光地。観光客でとても賑わっていました。
ここで有名なのが、線路の上で願い事を書いた 天燈(ランタン)を飛ばす風景。





願いをランタンに託して・・・



自分たちの願いを乗せたランタンが、空高く上がっていく様子は本当に感動的。
観光イベントと分かっていても、胸にぐっとくる体験でした。


■ 九份(きゅうふん)



山あいに広がる九份の街は、かつて金鉱の発見によって栄えた鉱山の町です。
清の時代から日本統治時代にかけて採掘が進み、多くの人々で賑わいました。
その後、鉱山の閉山とともに一度は静かな時を迎えますが、
現在ではそのノスタルジックな街並みが再評価され、台湾を代表する観光地となっています。


石段を上った先に佇む「阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)」は
そんな九份の歴史と風情を象徴する存在です。
赤い提灯が連なる外観はどこか幻想的で
物語の中に入り込んだような情景をつくり出していました。


阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)

木の温もりを感じる店内で台湾茶をいただきながら、茶葉がゆっくりと開いていく様子を眺めます。
何煎も重ねるうちに、香りや味わいが少しずつ変化し、時間の流れまでも穏やかに感じられました。


映画『千と千尋の神隠し』の公式モデルではないとされていますが、
「モデルの街」として語られること自体が観光の魅力になっていて、
そのあたりの発信のうまさも台湾らしいなと感じました。


土日は混雑するとのことで平日に訪れたのですが、この混み様です・・・
急な階段を登りながら、人混みの中を進むのも含めて楽しい場所でした。


■ 台湾の朝ごはん文化


小籠包、大根焼き餅、豆乳、卵入りおぼろ豆腐、肉卵パン、肉まん、野菜まん 

台湾では朝食も外食が一般的。
しかも安くておいしい!

小籠包、包子、魯肉飯、豆乳など、
体にやさしくて満足感のあるメニューが手軽に食べられます。

「朝からこんなにちゃんとしたもの食べられるの!?」と感動しました。 
四海豆漿大王(スーハイトウジャンダーワン) Youtuber ゾロさんお奨めです。


おいしい笑顔いただきました


■ 士林夜市(シーリン夜市)



士林夜市 

台北最大規模の夜市。
観光客と地元の若者が集まる、まさにエネルギーのかたまりのような場所。


飲食、衣料品、ゲーム屋台まで何でもあり。

ちなみに屋台ゲームで
3回以内に釘を全部打ち込むのに挑戦したのですが
マインクラフトのぬいぐるみゲット。無事子供へお土産になりました。


ビブグルマンに掲載されたお店で舌鼓!辛いけど美味

ただし…
臭豆腐のにおいだけは最後まで慣れませんでした。
(食わず嫌いです。台湾名物なのにごめんなさい)


■ 寧夏夜市(ニンシャー夜市)


こちらは観光客向けというより、地元の人に愛されるグルメ夜市。

人気店はどこも長い行列ができます。
鶏肉飯、タロイモ餅、豆花、台湾唐揚げなど、どれも優しい味付けで食べやすい。


タロイモ揚げ


方家鶏家飯 

道幅が狭く、屋台の熱気がぎゅっと詰まった空間は、
まさに「台湾の食文化のど真ん中」でした。


■ 台北101


台北101

台湾を代表する超高層ビル「台北101」にも立ち寄りました。
ショッピングモールや展望台が入る、まさに台北のランドマークです。

…が、ここでとんでもない事実を後から知ることに。

なんと私たちが到着する少し前、
世界的ロッククライマーのアレックス・オノルド氏が、
命綱なし・素手での登攀に成功していたのです!

フリーソロで有名な彼が、
高さ約500mの超高層ビルを約1時間半かけて登り切ったとのこと。


この高さです・・・

その様子はNetflixでも配信されているそうですが
正直、映像を見ると「すごい」を通り越して「怖い」です。

一歩間違えれば…と考えるだけで足がすくむような高さ。
同じ建物を見上げているのに、地上の私たちとの世界の違いにクラクラします。


見下ろすとこの高さ!

ちなみにその頃の私たちはというと…



その歴史的チャレンジが成功した後とは露知らず、
1階の鼎泰豊(ディンタイフォン)で小籠包に舌鼓を打っていました。


命がけで空を登る人と、肉汁に感動している私たち。
同じ場所、ほぼ同じ時間とは思えないこの対比も、旅の忘れられない思い出のひとつです。


台湾は歴史的な街並みを大切にしながら、
そこに今の暮らしや観光を上手に重ねている国でした。

そして何より、
日本語で話しかけてくれる人がたくさんいて、とても親しみやすい。

建築・歴史・食・文化だけではなく、
人の温かさまで学べた心に残る海外研修になりました。 

後編に続きます・・・  

KENT HOUSE 西田