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2016.3.24

ラスベガス研修 後編

前編を更新してから大分時間が経ってしまいましたが、、、ラスベガス研修の後編をお届けいたします。 華やかなラスベガスですが、目的はあくまで研修!! ということで、今回はラスベガスの建築物についてご紹介したいと思います。 ホテル事情については、前編でもご紹介の通りなので、 今回のブログでは、事前に注目していた2つの建築物についてご紹介いたします。 前編はコチラ ラスベガスの住宅事情についてはフェイスブックの記事へ 事前調査では英語の資料を参考にしていたので、間違った情報があるかもしれませんが、その時はご了承ください・・・。 ラスベガスの主軸となる通りをストリップと呼びます。そのストリップに面して様々なホテルが軒を連ねるのですが、 一軒目はそのストリップに面するMGMミラージュシティセンターについてです。 この建物は商業施設、宿泊施設等のある複合施設で、ダニエル・リベスキンドが設計コンサルタントを担当しています。 彼の代表作はドイツのユダヤ博物館です。ご興味がある方は、ぜひ調べてみてください! ベラージオとモンテカルロリゾートの間に位置するこちらは、 2700室の住宅と、2400室のブティックホテル、60階建ての4000室のリゾートカジノを併設し、 約50万平方フィート(・・・約4万6千平方メートル!)の商業部門とエンターテイメント部門を併せ持つ巨大な施設です。 MGMミラージュと世界有数の8名の建築家の協力により、2009年の後半にこのプロジェクトは完成しました。 外観は白銀色の鉄板と黒色の鉄板から構成されており、それらが折り重なるように、上部へと積み重なっています。 華やかな色使いや巨大な建物が多いラスベガスでは珍しく、低層のエントランスで落ち着いた印象です。 商業部門の内部空間は大きなヴォイドを持ち、ファサードに見えていた曲面や斜面の屋根がそのまま天井や壁になっています。 天井面には黒色に縁どられた細長いスリットや、 積み重なりの隙間から生まれた開口部が様々な方向を向いて設けられています。 ストリップはかなりの交通量があり、その人々の動線を商業部門へと引き込むようなアーケードを計画しているため、 施設内へのアクセスはもちろん、 パブリックに解放されたスペースや、レベル差のあるブリッジのようなアーケードを用いて ストリップ以外の大通りからも人々をを呼び込み、ラスベガスという街自体をとても活性化させています。 彼はかなりコンセプチュアルに作品を作るので、 方向性や、重なり、形成するものには、おそらく様々なメッセージが込められているのでしょう・・・。 続いてはフランク・O・ゲーリー設計の、クリーブランドクリニック・ルー・ルヴォ・センター。 当日は休診日で、残念ながら外観のみの見学でしたが、 外観はかなり特徴的で、広々とした敷地にある為、かなり目を引きます。 この建物は、アルツハイマーなどの脳の障害の為の病院・教育・研究施設で、 その運営費や建築費を世界中の著名人たちからの寄付によって賄われており、 ラスベガスの重要な慈善事業の一つであったそうです。 寄付した方のネームプレートらしきものが。 2007年に起工したときには、21世紀に起こうるであろう未来の病気に対処できる、 未来を思わせる建築物として計画されました。 外観はステンレス鋼の曲面で覆われたシェル構造で構成されており、 渦巻く外部と吹き抜ける内部の不思議な対比は複雑さを反映しているとのこと。 裏面はストラクチャーが丸見え!! また、外観を構成する曲面の鋼板は一つ一つにナンバリングされ、すべてバーコードで管理されています。 このシステムのおかげで、複雑な形でも形成することができたということですが、 これら一枚一枚にナンバリング、数えきれません・・・。 仕上げは直訳で「天使の髪の毛」! 言われてみればヘアラインよりも細かな仕上げ・・・でしょうか? 砂漠気候のラスベガスにステンレス鋼を採用したわけですから、太陽光の影響を無視できません。 鏡面の仕上げ材や、ガラスと異なり、その特別な「天使の髪の毛」仕上げをすることにより、 直射日光を効果的に拡散することができるそうです。 などなど、、、 本当はまだまだ情報があるのですが、載せきれないので、ご興味がある方はぜひご質問ください! 未来を思わせる建築物のあり方として、 様々な最新の技術や材料を用い、未来的な形を作り上げたのでしょうか。 ・・・もしくは脳そのもののイメージの延長だったりして? と、ガイドさんからのご説明を聞きながら、設計者の気持ちに思いを馳せているのでした・・・・。 これにて、今年度の研修旅行レポートは終了です! 研修旅行中は関係者の皆様に大変ご迷惑をおかけいたしました。 この旅で得たことを皆様に還元できるように・・・。 これからもよろしくお願い致します! KENT HOUSE 三本木