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フランクフルトでの市内観光のハイライトの1つに『ゲーテの家』の見学がありました。

シェイクスピア、ダンテと並ぶ世界の三大文豪の一人です。

  


 

  

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749-1832):ドイツを代表する文豪であり、学者であり、法律家でもありました。

代表作には、ファウスト、若きウェルテルの悩みなどがあります。

 

まったく読んだことのない人でも、題名だけは何となく聞いたことがあるのではないでしょうか。



もっと身近なところでゲーテを紹介すると・・・

ペートーペンやブラームスら150人もの作曲家の創作意欲に火をつけたと言われている「野ばら」です。


 
 

  
わらべは見たり、可憐なバラを
                                             
   荒れ野のばらを 若く清やかな美しさ  

 まじかく見んとかけよって

 わらべは見たり、喜びあふれ

 ばら ばら 紅ばら 荒れ野のばらよ

 

 

この詩はゼーゼンハイムという片田舎の村娘フリーデリケ・ブリオンに捧げられたもの。

彼の恋に懸ける熱烈なロマンと彼自身の強烈な個性が伝わってきます。


言葉で伝えられた女性からすると・・・感激?それともドン引き?

 

いずれにしても、激しい情熱と思いこみがなければリスクが高すぎてちょっと真似できない技です。

 

マルチな先駆者として知られる恋多きゲーテは、上流階級の両親の元に生まれました。



 

 

 

 

 

 

 

 

ゲーテは16歳でライプチヒの大学に行くまで、このフランクフルトの生家に住んでいました。  

 
ゲーテの父は子供の教育に強い関心を持ち、幼児期より熱心に初等教育を受けさせたと言います。 

  

建物内の繊細な装飾と重厚感を兼ね備えた空間からは、そんな裕福な暮らしぶりが伺えます。 

  

  

 
   

財力を誇示するために、ことのほかこだわったという 

優美なまでの手すりの装飾 

  

    
当時の美を今に伝えています。
    

 
 

  

  

  

  

  

ゲーテは、多くの大作を残しながらも、普段の生活は肉料理や甘い菓子が大好きな大食感で


お酒はワインが特に好きで 1日2ℓ~3ℓを飲んでいたというハチャメチャぶりでした。

60歳で関節炎と尿管結石、74歳で心筋梗塞を患うも満82歳まで生きたと 言うから、 

当時を今に置き換えても十分大往生と言えるでしょう。 

  

そのエネルギーの源だったものは・・・ やはり恋愛。 

 

77歳のときに17歳の少女にプロポーズしたというエピソードからも一般的な感性をはるかに超えた超人

。。。いや傍若無人?だったことが想像できます。

 

“自分にできること、あるいは夢に思い描いていることはすべて実行に移すことだ。

 大胆であれば、非凡な能力と不思議な力を発揮できる”

このような現実離れした名言も、数奇な人生を歩んだゲーテの一面を知って改めて聞くと、妙に説得力があるように聞こえるから不思議です(笑)

 

しかし、“愛の暴走特急”ゲーテの最後の恋は相手の母親の大反対で失恋に破れてしまいます。

が・・・転んでもただで起きないのがゲーテの情熱家と呼ばれる所以。



この恋のせつなさを綴ったマリエンバートの悲歌できちんと作品として残していました。



ほかにもそんな彼自身の人生経験を元にした 数々の名言も残しました。

独断と偏見でセレクトしたゲーテの名言をご紹介します。 

  

・財布が軽ければ心は重い  

というニヒルで大きく頷けるものから

・今日という日にまさるものはない  

というシンプルな目覚め系まで
マルチの才能をここでも際立たせていました。
  

 


・あなたの心の底から出た言葉でなければ、他人の心に響くことなどないのです。 



・人間はみずからが愛するものごとによって、形づくられる。

 

 美しいものをとことん愛し、自らの言葉で伝える・・・



これぞ長生きの秘訣かもしれませんね(笑)



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