2010.3.1
~ 2010 研修旅行レポート ~ トルコ イスタンブール

久しぶりの更新となった今回の記事は、今年の研修旅行の報告です。
今回、訪問したのはイスタンブールと地方都市通称 カッパドキア地方
ご存じの方も多いとは思いますが、トルコの首都はアンカラです。
しかし、トルコにおいて、イスタンブールという都市は首都以上にあまりにも有名です。
それは、ローマ帝国、ビザンチン帝国、オスマン帝国と3代続いた歴史上の首都だったと
いうところと深く関係しています。
歴史を深く読み解けば読み解くほどに、イスタンブールは表情豊かに私たちにたくさんのメッセージを
伝えてくれます。
また、イスタンブールはヨーロッパとアジアに
またがる地域の特性があるため、
古くから貿易も盛んで、様々な文化が融合し、
独特の文化が栄えたという
地理的背景も忘れてはなりません。
ガイドブックを開けば、世界史の教科書で見たカタカナが満載で、学生時代にタイムスリップしてしまいました。
ドル、ユーロ、そしてトルコリラなど多くの紙幣が飛び交う活気あふれる街
一方では、日本とは比べ物にならないくらい古くて重い歴史が町のあちらこちらに
点在し、時空を超えて不思議な感覚に誘われます。
それは、イスタンブールという町がもつ様々な顔の一部に触れることができた
証だからなのかもしれません。
トルコの歴史を知る上でも、
世界建築をもっと深く理解する上でも
絶対に見なければならない登竜門と言えるのが
『モスク』と言われる礼拝堂です。
こちらは通称 ブルーモスク
モスクの内部に2万枚以上の青と白のイズニック・タイルを使用

圧倒的なスケール感と、カラートーンを抑えながら美しい模様と光が織りなす繊細さから
崇高な世界を築き上げていました。
有無を言わさないほど迫力のある美しさには、国や宗教を超えた理屈抜きの説得力が存在します。
たくさんの風景に出合い、新たなるドアが開かれ、心にも新鮮な風が吹き抜けたような
今回の研修旅行
別の機会にさらなるトルコの魅力をご紹介いたします・・・