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初心

2014年03月20日



先日、所属していた大学の研究室の卒業生・現役生たちの集まりがあり参加してきました。



初めてお会いした方々、久しぶりに顔を合わせた同窓生や、可愛がっていただいた先輩方々と、大変お世話になった恩師。

懐かしい話題に花を咲かせ、会場は大盛り上がりでした。

みな同じ研究室の出なので、学生時代に研究に没頭した話や仕事の話などなど、口を開けば建築の話ばかり・・・。



ありがたいことに日々忙しく仕事に取り組ませて頂いていますが、

その忙しさに感けて忘れがちな、学生の時のような建築に対しての想いを

様々な話を通して再認識できたように思います。


自分が引いた線が平面になり、図面を離れて現場で空間となったとき。

ほんの小さな空間でしたが、その最初の気持ちを忘れずに・・・。

そして、その空間を眺めて嬉しそうに喜ぶオーナーの顔を見ることができたとき、

日々の忙しさも疲れも吹き飛ぶほどのエネルギーになります。



とびっきりかっこいいデザインも。

住んでから感じる居心地の良さも。

何年も経ってから気づく品質の良さも。



家として一つのカタチになったとき、家づくりに携わった方々の想いが家中のあらゆる細部に宿っている。



現在住まわれている方、ただいま家づくり中の方、これから家づくりを始めようと考えている方・・・。

そんなアツイ想いをもっとたくさんお届けできるように・・・

これからもよい家づくりができるように頑張らないと!






KENT HOUSE 三本木

 

バリ島 研修旅行 研修で訪れたのはブルガリ・ホテル&リゾート バリです。

画像は、ホテルに到着したゲストを迎えるエントランス棟。

あいにく当日はフルのため、ヴィラや施設内まで見学することはできませんでした。


  

コンセプトは 「Contemporary Elegant “Italian + Bali”」 

デザインはB&B ITARIAで有名なアントニオ・チッテリオ&パートナーズが担当。

バリ島の自然素材を上品な雰囲気でまとめているテクニックは さすがブルガリ。

見学している私たちも、ついついブランドの雰囲気に酔ってしまい、空間の演出に対して好意的に評価してしまう甘さと同時に

ブランドへの過剰な期待感から、さり気なくアラを探してしまうシビアな心理が同居します。

口コミでもあちらこちらで真逆の評価… 確立されたブランドの背負う宿命でしょうか。



 

 
次に伺ったのが、「Green village 」 

こちらは、「会社」「学校」「図書館」「食堂」「寄宿舎」「ゲストハウス」からなる自給自足のコミュニティの場。

全てに共通しているのは、そのひとつひとつにバンブー(竹)を用いていることです。

日本でも馴染みのある竹は、インドネシアでも重宝されていました。
 
その理由のひとつが竹の成長の早さ。 特に熱帯のインドネシアでは、3~5年間で25~35mにまで成長するそう。

加工面で扱いにくい部分もありますが、資材としての竹は頼もしい味方。 そして、竹のもうひとつの大事な特徴がその強度。 

同じ重さの鉄や鉛より強度があるという竹。弾力性、耐久性に優れているだけではなく、衛生面やメンタル面でも効果が期待されている

ことから、竹をモチーフにした建築物は世界の広い範囲で存在しています。

さらに、竹の出番をハード面に留まらせず、ゲストが直接手にするものや演出の道具としても登場させているのがこちらのスゴさです。

設備、小物、雑貨・・・ほぼ全てのものに、竹の精神が宿っていて、その遊び心に驚きと歓喜の声が聞こえます。

その支えとなっているのが、創設者のジョン・ハーディー氏の自然との共存を目的とした表現に用いた“竹”という素材、

テーマへの強い想い。それは 普通の人が見落としてしまいそうになったり、何もここまで・・・と半ば呆れてしまうような些細なことにも

真剣に取り組んだその先に、選ばれし者だけがつくることのできる無二の世界観と真の感動が生まれるのだと、目にするカタチの

圧倒的なオーラが私たちに無言で示してくれています。

”呆れるくらい真剣に…” 

日々のあらゆるシチュエーションに応用したいものです。(自分も、そしてまわりも疲れ果てない程度に・・・)



裸足で感じる竹の心地よい感触。  見て 触って 確かめて…  

いずれの施設も、のんびり時間を過ごすためのもの。 

私のように 少しの時間も無駄にすることなく最大限有効活用するために休憩の時間を惜しむ人には絶対に不向きです。

しかし、自分にはできない過ごし方だからゆえの憧れは強くあるもの。

 

そよ風に耳を澄ませ、大地のリズムを身体で感じ、自然と戯れる・・・ 

 
リゾート地での模範的な過ごし方はこうでなくちゃ。。。

 
けれども世界は広し。世界中のいたるところで、私たちが進化するために必要な 学ぶべきテーマが 手招きして待っています。

残念ですが、ここでゆっくりはしていられません・・・(涙)
              

この先も学び続けるケント・ハウスにご期待ください。

 

KENT HOUSE 富 沢

 


住まいの環境デザイン・アワード2014(主催:東京ガス株式会社)

においてケント・ハウスが「ビルダー・工務店部門 優秀家づくり賞」を受賞したことを1月にお知らせしましたが

その授賞式・シンポジウムが東京で先日行われましたので出席してきました。







こういったシンポジウムには初めて出席しましたが、いろいろ勉強になりました。



今回のシンポジウムはグランプリ、最優秀賞の3組の方のプレゼンテーションと審査員とのディスカッション。

席が壇上に近く、ずっと上の方を向いて聞いていたので首が疲れました。

それにしてもグランプリ、最優秀賞を受賞した方々はプレゼンテーションを聞いていて本当にすごいと思いました。



正直、プレゼンボードに張られた作品の写真や建物の説明で書かれている事だけでは全く最優秀賞を取れる理由が分かりません。



もちろん環境に配慮しているのは当然ですが、それとは別に施主とのコミュニケーションの取り方、竣工までの過程、竣工後どのようにその家が使われていくかまで全て考え抜かれた家であることがわかりました。



これは設計された方の説明を聞いて初めてわかる事だと思います。



普段仕事ばかりだとなかなか考えないことなど聞けて有意義でした。













この写真はグランプリを取られた方です。



模型の写真がグランプリを取られた方の作品です。

壁が細かく段々になっていました。



ちなみに私の写真はありませんがプレゼンボードを小さく載せておきます。


今回受賞した住宅は断熱性能では不利になると思われる大きな窓を大胆に多く取りいれながらも

断熱性能、省エネルギー性能の数値は次世代の基準値でクリアして、低炭素住宅として認定された住宅です。

性能値のみにこだわるのではなくデザイン、使いやすさなどバランス良く計画した点が評価して頂けたのかと思っています。



KENTHOUSE 草野