お客さまから寄せて頂いたちょっと嬉しい余談。
仕事帰りにケントさんの外観めぐりをはじめて、すっかり怪しい人になっているかもしれません(笑)・・・と。
現在、ケント・ハウスではプライバシーの観点から、積極的にオーナー様のお家をご案内してはいません。
それでも、自力で外観探しの旅に出られるお客さまは意外と多いのです。
あの建物はケント・ハウス? いや、違う?と、行ったり来たりしながら、
あっ、やっぱり!ケント・ハウスだ!そう確信して頂いた時の喜びを想像すると、私もニヤニヤしてしまいます。
真冬に芽吹いたお客さまのその情熱が大雪を溶かし、夏を待たずして常夏の温度になるのは間違いなさそうです。
過去のお客さまの中には、外観探し中に、たまたま家の外に出ていたオーナー様に声を掛けられ、
住み心地などを伺えて参考になったという嬉しい話・・・ お客さまの行動力と情熱無しには語れないエピソードです。
たくさんのお客さまが開いたであろう “もっと、知りたい” の扉。
何かに気になりはじめたとき。
いてもたってもいられず、ソワソワしたり胸がうずくあの感じ・・・
軽快なテーマ曲が頭の中で勝手に流れてハイテンションになっていくあの感じ・・・
心の中に置かれた真新しいスポンジが、“知りたい”雫をどんどん吸収して充たす、まさにあの感じ・・・
自分の自由時間が侵食されてイライラしながらも、それとは裏腹に興奮してワクワクしてしまう。
魅力にはまるということは、つまりそういうこと。
新しい何かを始めたり、挑戦するプロローグから、抑えきれない衝動に駆られるほど夢中になれる人は、おそらく幸せな人。
普通はブレーキがかかって経験を邪魔してしまうもの。
けれど、徒花のようだったと思えることでも、それはもっと先の未来に繋がる出会いや、話の輪となって
意味のあるどこかにたどり着き、やがて誰かを笑顔にさせるに違いありません。
ちょっと嬉しいことといえば・・・
先日立ち寄ったスターバックスで、ちょっと嬉しい遊び心に出会いました。
ちなみに、私がイラストに癒されたのはこれが初めてではありません。
スターバックスでは、ホスピタリティを充実させるために
個々の自主性や創意工夫を引き出すことを大切にしているそう。
そのため、お客様へのサービスに関するマニュアルがなく、
おいしさ以上に愛されているブランドの強さの理由がここにあります。
カフェには一人で訪れる人も少なくありません。
試験勉強で一心不乱に参考書と格闘している学生さんや
行き交う人の流れを見つめながらひとり物思いに耽るOLさんでも
ちょっと嬉しいヒトコマに出会えたらきっと身近な誰かに伝えたくなるはず。
心憎いですね・・・
そんな先日のスタバで、私のとなりのソファに座っていたのは、10代とおぼしき女の子2人。
カップの中のコーヒーはとっくにカラになっているのに立ち去る様子はありません。
慎重に言葉を選びながら、お互い少しづつ核心に迫る内容はとても重くシリアス。
喜怒哀楽の怒と哀の最前線にいるかのような2人の表情。
ここで私が勇気ある紳士だったら、あのお嬢さんたちに一杯・・・なんて追加のコーヒーをご馳走して場を和ませるところですが、
残念ながら私は淑女(自称) そして、スタバはセルフサービス… いえ、それ以前に、そんな勇気あるわけナイデス。。。(笑)
・・・でも大丈夫。 その辛い気持ちは、今日のコーヒーのようにほろ苦い思い出となって経験値を上げてくれるはず。
どんな話を振られても、話が広がっていく人は話題の広さと深さが違います。
経験の豊かさは、そのまま魅力に直結していると言い切れるのは、経験不足の私が痛感している経験こそがゆえ(涙)
経験値の高い人は決まって、常にアンテナを張り巡らせることを忘れていません。
辛い苦労も笑いに変えられる頭の柔らかさと、ちょっと嬉しいことを大きな感動に繋げる感性の電波を持って、
しっかりと心に立てていれば、幸せの圏外とは無縁。 だから頑張って!
…と、心の中でエールを送ろうとした時に女の子の1人が発した、ちょっと嬉しい言葉。
「私達は親友だから」
厚い友情を感じて泣けました…
なんだかんだいっても、なんだかんだあっても、大切な友達。
ずっと仲良くね・・・
寒い日が続いていますが、あなたも心がホッと温まるような、ちょっと嬉しいことにたくさん出会えますように・・・
KENT HOUSE 富 沢