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***アイディアの効用***

2009年01月29日

前回のお知らせの通り25日に現場内覧会が行われました。
前回同様、今回も多くの人にご来場頂き、大盛況となりました。
本当にありがとうございました。
前回の記事でも紹介しましたが、私たちATコンビが内覧会を担当するようになり
早くも10棟を超えました。
最初の頃は、肩に力が入り過ぎて、立ち位置がどうとか、段取りがどうとか、説明の仕方がどうとか。。。
そんな『悪いところを指摘する』時代を経て、いつの間にか良いところを学び、褒め合い、
ふと、己の欠点を振り返る。。。というスタンスに進化したことが、あうんの呼吸をもたらしたのでは
ないか。。。と最近感じています。
恋人、夫婦、友達。。。仮に1対1とした場合、良い関係を築くには、コンビネーションとコミュニケーションが
必要不可欠。
恋愛感情や家族の絆など、無条件に相手の欠点を緩和する大きな愛がある場合でも、
ある一定量を超えてしまうと、ギクシャクしてしまうもの。
そこでキーワードになるのが、“信頼感” 
そして、その信頼はすぐに得られるものではないからこそ、そこに“時間”という積み重ねが
必要になってくるのです。
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信頼感の先にあるものは、思いを伝えやすいという“安心感”
対スタッフも、対お客様も、この安心感が良いものをつくる上で、最も重要な「柱」に
なるのでしょう。。。
安心感は躊躇や恥ずかしさを遠ざけ、気軽に何でも言い合える良い関係を築きます。
例えば、こんな突拍子もないアイディアを出したら、眉をひそめられてしまうのではないか?
神経を疑われるのではないか? と、迷うことでも、とりあえず、提案してみようという
勇気を与えてくれます。
今回、お互いに出し合った数々のアイディアの中で、すぐにお客様の反応が返ってきたのが
                 こちらの『ネームプレート』
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こちらをご覧になったお客様の会話で、このブログの話題に発展し、「仕事中に会社で読んでいますよ」とか、
「更新されていたら、夜、主人に教えているんです。」などと気さくに声をかけていただき、ありがたい限りでした。
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裏側には名刺を入れておきます。
たくさんの方が訪れる内覧会では、名刺をお渡しするのも一苦労。
そんなときにサッと取り出せる便利アイテムに・・・

特に、前回の記事で、内覧会のことをお知りになり、わざわざ会社にお問い合わせを頂き、当日に
駆けつけてきてくださったお客様。
数々の住宅会社を廻りながら、ケントだけは高そう。。。と敬遠されていましたが
「ブログでそんなことはありません! と書いていたんで・・・」と照れ笑いを浮かべながら告白され、
本当なんだ・・・と納得。
さらに、私たちのコンビにもブログの記事を通じて、親近感を持っていただき、
初対面でも“おなじみさん”のように感じていただけたことに、確かな手ごたえを感じた私たちでした。
これからももっと、多くの方にケント・ハウスを身近に感じていただき、
なんでも相談しやすい窓口になれれば。。。と願うばかりです。
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仕事で疲れた体と精神を潤す良薬は。。。
おいしい食事を摂ることに限ります。
一刻も早くベッドに横になりたい気持ちを 後回しにできる力があるほど、美味しい食べ物は魅惑の存在です。
美食倶楽部パート4は、パスタ ド ノール
おいしい食事は、最高の笑顔を製造するファクトリーの源。
そんな幸せなホルモンを体内に宿すべく、栄養源を求めてやってきたのは・・・
そのパスタ屋さんは、ここら辺から、栄町の間のどこかのホテルの1階にあるらしい。。。という
浅井さんの、実にあいまいで、心細い情報を頼りに車を走らせること15分。。。
見つかったのが、奇跡と感動するほど偶然の発見!
そんなドラマチックな展開は、味わう前から無条件に折り紙つきのプレミアがつくので、
なんだか点数も甘くなりがち。
ダイエット中の私は、パスタだけ!!と断言したにも関わらず、誘惑に満ち溢れたメニューを彩る
胃を刺激する文字たちに惨敗
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どんなに疲れていても、女同士のトークと食欲は別次元です。
またしても、私がやらかしたテーブルを汚す失態に、爽やかに対応してくれた
イケメンの店員さん
気さくな人柄で、大食い談義に花が咲きます。
「女性でも大食い。。。別にいいじゃないですか。見ていても、とても気持ちいいですよ!!」
心優しいフォロー。。。 泣かせます。
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そんなフォローに端を発し、背中を押されるように次々に平らげる私たち。
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話の話題は、お互いの似合う色、気になる口癖や性格分析、「あなたってこうでしょ?」の
占い師顔負け発言などなど。。。
言いたい放題で盛り上がり、結局最後に戻るのは、やっぱり仕事の話。
                                 
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内覧会での反省点や今後の課題、もっとこうした方がいいのはないか?などなど、話は尽きません。
そもそも私たちは、話せば話すほどタイプが真逆な二人。
スケジュール帳をバイブル代わりに使いこなし、何事にも慎重で計画を立てるのが大好き人間の
浅井さんに比べ、私はと言えば。。。
毎年、張り切ってスケジュール帳を買っても年末まできちんと使いこなせた試しもなく、
私にとっては、ハプニングやアクシデントは 最早体の一部。
時間をかけてでも、自分で納得いくまで調べあげ 解決する努力派の浅井さんと、
疑問点はとりあえずなんでも人に聞き、時間と労力を最小限に抑えることを美徳とし、
目的のためには手段を選ばない怠慢派の私。。。
ここまでタイプが違うと、自分に欠けているものが見えてきたり、相手の考え方や行動が
良い刺激になって仕事のみならず、自分の人生にとっても、何らかの生き方スパイスに
なるような気がしてきます。
少なくとも私の方は・・・
唯一の共通点は、お互い仕事が好きなこと、そして無遠慮で毒舌調なこと。
仕事の事をトコトン話し合い、お互い涙を流した日も遠い昔。。。
その時の涙も、涙もろい私 大さじ3に対し、冷静沈着な浅井さん小さじ1/2 (笑)
まわりがヒヤヒヤするような口調でズバズバモノを言いあっても、もうそこには
互いの性格を読み抜いた、確かな実績と、取扱説明書を必要としないほど、
小さな積み重ねで得た相手の操作法をマスターしてのこと。
明らかに私の方がやり込められる回数が多いのは、この性格が災いしてのこと?
今は、招待するお客様をリストアップして、名簿を作り段取りするのは浅井さんの担当
その建物とオーナー様のイメージに合った招待状の文章を作成するのが私の仕事。
それぞれが、お互いを補い合いながら進めている内覧会
そのほかに、建物の清掃、ポップや手袋の準備、後始末や終了後のまとめなど
楽しい中にも、手間のかかる仕事も盛りだくさん。
・・・あれ?それにしても、私の仕事はちょっとウエイト少めかな?
。。。なんだか後ろめたいので、ここの食事代は、ちょっとだけ多めに払っておきますね!!(笑)
次回は、25日の内覧会でお待ちしています。。。

*** 人生の文化祭 ***

2009年01月21日

先日行われた現場内覧会
おかげさまで過去最高の来客数となりました。
当日は、私と浅井の二人で対応いたしましたが、なかなか手が間に合わず、
お相手できなかった方も多数いらっしゃいました。
この場を借りてお詫び致します・・・・
こちらのお宅は、以前の記事でも紹介した、若いご夫婦が、全ての情熱を注ぎ込んだ結晶。
お二人にとっては思い出深い『作品』になったことと思います。
最初のころは、ニッチの意味もわからずに、注文住宅の半分も楽しんではいなかった
お二人が、日を追うごとにスポンジのようにどんどん情報を吸収し、そこに自分たちなりの
アレンジを加え、プロも顔負けなくらいの豊かで斬新な発想力で、新しいものをたくさん
生み出しました。
そして、家づくりのプロセスを思う存分満喫されたことと思います。
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たくさんのデザインの候補の中から厳選された、お華をされる奥さまのために
ご主人がデザインされた、玄関の花台や、徹底的なスッキリ感にこだわったテレビボード。
浮遊感のあるリビングテーブル・・・
そのすべてに、ちゃんと魂が注ぎ込まれ、情熱のカケラが封じ込まれていました。
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色々なデザインの可能性を突き詰め、コストを考え、想像力を働かせ・・・
そんなちょっとしたことの積み重ねが、やがては大きな達成感につながります。
考えてみれば、大人になるとなかなかこれほどの達成感を味わえる機会など そうそう
あるものではありません。
仕事や趣味、スポーツなどとは違う種類の達成感・・・
今、この建物内は、文化祭の後のような穏やかな余韻に包まれています。
きっと 目を閉じると、図面を赤くしたあの日々や工事中の現場のざわめきが、
蘇ることでしょう。
それは、たとえ自己満足の結晶であったとしても、その果てに待つ 頬が熱くなる
”人生の文化祭”の あの感覚は、体験した者だけがたどり着ける新境地なのです。。。

ハマり出したらキリがないものは世の中に多く存在しますが、
人の心を掴むには、ある種の黄金の法則とも言うべき 絶対条件が存在します。
よくあるキャッチコピーの“ただかわいいだけじゃない”に代表されるように
一つの条件だけを満たせばいいか?と言うと決してそうではない。
『かわいい+オシャレ』 『かわいい+おもしろい』 『かわいい+セクシーで賢い』
という感じに。
2つ以上の条件が備わることで、魅力に多面体の輝きがプラスされ、説得力が増し
それが人々を気持ちよくハマった・・・と思わせるに十分な効果を発揮するもの。
無意識にでも、それを“対価”に置き換えたときに、魅力に負けた自分への
言い訳がたくさんある方が納得しやすいから、当然と言えば当然なのかもしれません。
特に人間は、外見と中身のギャップに弱い生き物。
クールな外見に明るい人柄、強そうなのに繊細な一面、アバウトなのに几帳面・・・
対極する要素をサラリと持ち合わせることで、魅力にミステリアスという屈折した光が増長され、
ブリリアントカットさながらの黄金比率で、人の心をガッチリとらえるのです。
魅力を不動のものに変えてしまう魔法の“黄金の法則”
そういう部分では、ケント・ハウスは、この黄金の法則に常に忠実
土地の良さを最大限に引き出すのが得意で、外観と内装の意外性を上手に演出しつつ、
デザインを重視しながら、機能性も忘れない。。。
例えば、閉鎖的で無機質な外観にオープンで解放感のある室内 重厚感があるのに繊細なデザイン。。。
人の思い込みを覆すビジュアルとのギャップ。。。
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その建物を見た人にその中をぜひ見てみたい・・・と思わせることができたなら、
それは広い意味で 合格基準を満たしていると言えるでしょう。
他人から見ても、興味を引かれる建物。
それは建物のボリュームに関係なく、完成度に深く関係があります。
理屈ではなく惹かれるものにも やはり裏では確固たる理由がちゃんと潜んでいます。
心を鷲づかみにする複数の条件が備わり、対価以上の満足を充たす
裏付けされる黄金の法則。。。
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おのずと、ケントのお客様は私のように、機能も大事だけど、見た目も美しくね!!
というチャッカリした欲張りな方が多数です(笑)
けれども、私たちはそこを充たさなければ、普通のメーカーになってしまうと思っているので
欲張りでわがままなお客様は、ケント・ハウスにとってはむしろ大歓迎。
私たちも、“追及する”というスタンスにおいては、常に欲張りでわがままなこだわり屋。
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ケント・ハウスの家づくりは、心ゆくまでオトナのわがままを堪能できる世界です。。。

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オブジェシリーズ前回の続きです。
私が次にヒントを得たものとは。。。
フランス生まれの木製ブロックです。
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手のひらにのるほどちいさな木片ですが、何十枚、何百枚と使って、家や城、
船や動物など様々なものを組立てることが出来るというもの。
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「カプラ」の魅力は、そのシンプルさ。
厚さ:横:縦が1:3:15の比率でできた同一の松の木片が、考案者の15年に
及ぶ試作研究から生まれた「究極のワンサイズ」です。
そして、正確な仕上げにより、高く積めば18メートルにも積み上げられます。
集中力、器用さ、創造性などを養い、ひとりでも大勢でも楽しめます。
・・・とあります。
説明の通り、確かにうっかりつくり始めると、大人も時間を忘れるほどハマります。
高さが高くなればなるほど、「基礎」の“施工”が影響してしまいます。
一つ一つ着実に丁寧に精巧に積み重ねないと、後が大変になるのは、
ドミノ倒しと共通するところがあります。
しかし、シンプルなものほど手間がかかっていたりするもの・・・
この単純とも言える木片に15年もの月日を要するほど、シンプルとは言葉のように
単純とはいきません。
そして、ここからヒントを得、考えたものとは、直線を重ね合わせてねじり、
曲線美を表現するオブジェでした。
照明などの力を借りて陰影を生み出し、ある程度のボリュームがあれば、
見ごたえのあるオブジェになるのでは・・・と“シンプル”に考えました。
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問題は、その素材です。
儚さと透明感を併せ持つクールな質感を出したかった私が選んだ素材は・・・
ズバリ ガラス です。
現場監督の増田さんや業者さんも巻き込み、さっそく研究を開始しました。
そして。。。。
その結果、シンプルを甘く見てはいけない。。。と痛感したのでした。
シンプルなものを積み重ねて形にするのには、その一つ一つが緻密で精巧なものというのが
必要不可欠な条件となります。
小口や表面も卓越された仕上がりでなければ、断片が美しく見えては来ないばかりか施工にも影響し、
素材がガラスともなると、その透明感が逆にごまかしの利かない厄介な素材として欠点の方が
クローズアップされてしまいます。
そして1番の問題は、素材の持つ重みと予算の兼ね合い。。。。
プロの視点は、おさまりや処理、果ては運搬の問題など、素人発想では
なかなかたどり着かない現実を教えてくれます。
ケント・ハウスもシンプルに見せるがゆえに、裏ではその処理に多大な労力を
掛けているというのは、視点を変えて初めて目から鱗のところもあります。
プロフェッショナル達の話を聞いて驚愕することもしばしば・・・
シンプルは、いつの時代も新しい。。。そして美しい。
美しいがゆえに、深いのです。
そういう意味では、遊びも同じ。
アメリカの哲学者ロバート・フルガム氏の
『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』という言葉があります。
“砂場”という、単純な遊び場と、砂の一粒一粒に、生き方の知恵が詰まっているということを
意味しているのでしょう。。。
ほしいものを手にするための駆け引きやテクニックを覚え、情緒や自主性、
協調性を暗黙のルールや多くの社会性を身につける多くの教えがそこにあります。
時には山に、時にはお城に、想像を働かせ、センスを身につけ、成長できるのは
とても素敵なことだと思います。
幸い、北海道には砂のほかに、『雪』という素材にも恵まれています。
雪を積み、雪を転がし、雪を握り・・・
子供の頃は、庭に積もった雪で、自分の陣地をつくり、そこにお世辞にも立派とはいえない
家をつくり、空想の世界に浸ったものです。。。
私の幼少期の空想歴がオブジェに活かされているのかはまったく別の問題ですが・・・(笑)
〜つづく〜

美食倶楽部 part3

2009年01月07日

 

 

 

            札幌グランドホテル 4階 環樂 です。

 

 

 
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  本格的な和食のお店ですが、一見フレンチやイタリアンのお店かと見紛う雰囲気です。

 

 
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                                いつものことですが、雰囲気に酔いしれそうです。。。

 

 

 

 

 

 
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さりげなく、そして当たり前のように温かいお茶とお水が運ばれてきました。

 

 

 
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  個性的で存在感のあるタンブラーに共通するのは一定の重量感

 

 

 

 
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                オーダーしたのは、松花堂弁当 3800円也
     
    

               (うっかり2、3口にしてから慌てて撮影を思い出しました)                                        
             

     

            でも。。。少々強気な価格設定じゃありませんこと?

 

 

 

。。。。そんな気の早い感想は、一口食べた後に、完全に覆されました。

 

 

 

       素材の良さは箸を進めるごとに、確信へと変わっていきました。

 

 

 

 

 
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   居心地の良いお店は、いくつかの条件が折り重なって創られます。

 

 

 

 

 

料理の味やサービスの質は然ることながら、空間も含めてトータルで考えると、
清潔感も最低条件の一つ。

 

 

 

 

簡単なようでいて、清潔感を徹底させるのは細かい神経が要求されるのです。

 

単純に清潔なだけではなく、雰囲気の中にクリーンなイメージを落とし込むのは

 

マニュアル化が難しいのです。

 

 

 

               その難題を、見事に表現してくれていたのがこちらのお店・・・
 

 

 

 

 

居心地の良さの理由は、隅々まで行き届いた清潔感と配慮のほかに秘密がありました。
                  

 

 
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           それは、このイスの座り心地。。。

 

 
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アーム付きで安定感があるものが安らぎを与える秘訣
ハリ感のある素材は適度な緊張感で見た目にもスッキリ


 

 

 

空間を自宅に置き換え、家族の夕食後、あるいはゲストを招いて夕食を振る舞い、
そのあとのくつろぎタイムをどこで過ごすか・・・という想像をしてみると、おおまかに2つに分かれます。

 

 

 

リビングなどに移動して仕切りなおすパターンと、そのままダイニングで過ごすパターン。

 

 

 

 

そう考えると、ダイニングのスペースやイスの座り心地は居心地の良さにダイレクトに直結します。

 

 

 

 

ゆとりを持って食事するための1人分のスペースは、縦40〜50cm、
横60〜70cmがおおよその基準になります。

 

 

 

テーブルの高さとチェアのシートの高さ(SH/シートハイ)は諸条件により異なりますが、
差寸が25〜30cmくらいのものが使いやすい高さと言われています。

 

 

 

 

 

そのほかに、実際に座った時の感覚やサイズ以外のテーブルとの相性もあります。

 

 

家具はなかなか衝動買いができない商品。

 

 

 

 

お気に入りのファニチャーを見つけるには、時間も買うつもりくらの余裕を持つのがベスト

 

             

                足を使い、何度も見に行って実際に座ってみる。想像してみる。

 

 

 

 

        そういうプロセスも、のちに愛着へと変化していくのだと思います。

 

 

 
レストランで過ごすひとときにも、自宅に参考にできそうな“コレ 使える!”は、たくさん用意されているから、
心のメモを忘れずに・・・

〜HOTELに学ぼう〜2

2009年01月06日

 

 

新春の“ホテルに学ぼう”は、札幌グランドホテルからスタートです。

 

 

こちらのホテルは06年の12月に大規模にリニューアルを行っています。

 

 

 

立地の中途半端さが災いしてか、気になりつつも、なかなか行く機会に恵まれず、

私としては、今回がリニューアル後初の“視察” となりました。

 

 

 

   ・・・ということで、リニューアルしてから約2年たった札幌グランドホテル

 

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         リニューアルテーマは“Grand in Grand”

 

 

                  つまり「ホテルの中のホテル」という意味です。

 

 

 

創業70余年の歴史の中で培われた伝統と格式がもたらす空気感はそのままに、

さらなるエグゼクティブな世界も醸し出しています。

 

 

ちなみに、創業は1934年、北海道初の本格的な洋式ホテルとして誕生した老舗中の老舗ホテル
披露宴はグランドホテルで。。。というのが、ある種のステイタスとされた時代もありました。
    

                                                                     

 

 

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           お花もお正月仕様でのお客様のお出迎え
   フラワーベースはステンレスを溶接して仕上げたもの
                                  
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                                                                    こちらはバラをモチーフにしたオブジェのあるベンチ
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                                                              シックでなまめかしい巧みなライティングで

                        訪れる人々の期待感を煽ります
 


 

 

歴史があるホテルともなると、リニューアルにあたってはリスクが付きモノです。

 

“時”がもたらす“味”と躯体はそのままに、新しいトレンドやカルチャーを上手にコラボレーションし、
より進化させ、変化させていく。。。既存の選別の見極めの作業が非常に難しいのです。

 

 

                  例えば、メインロビー

 

 
                 長年培親しまれ、築き上げられてきた、ホテルのシンボルともいえるその空間と
                伝統を守りながら新しいデザインとどう共存させ折り合いをつけるのか。。。

 
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            オニキスを用いた石柱の部分は役目を終わらせず、昔の記憶を留めています
      

 

 

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 トレードマークのスズランは昔の面影を残し・・・

 

 

                                                        

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インテリアデザイナーにはロサンゼルスの第一線で活躍されていた牛建 務氏が担当
アメリカ建築学会賞、DDA優秀賞など受賞作が多数あり、華麗な遍歴の持ち主です

 

 

また、リニューアルでもうひとつ、最大の難問があります。

 

 

それは、コスト面。。。

 

実際に具体化してくるに連れて、思った以上に躯体や設備等に予算がかさみ、
場合によっては当初の計画を大きく変更せざるを得ない局面を迎えることもあるのです。

 

 

こちらのホテルもご多分に洩れず・・・

 

当初考えていたデザインの方向性を大きく変更し、大きなコストが掛かる素材を使わずに、
あくまでも新しいデザインの方向を示す方法を考え、カジュアルでシンプルなデザインの提供を試みた。

とのこと。

 

 

確かに。。。
そのあたりの努力は、なんとなく伝わってきたような気がします。

 

 

私たちが感性を楯に、良い、悪いを批評するのは簡単なことですが、そういう裏話的ストーリーを
踏まえて建物内に視点を落とせば、心の中にも新しい扉が見えてくることも・・・

 

 

                 
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   「GRAND IN GRAND」のエレベータホール内
     黒を基調とした重厚でシャープな印象
               
  厚さ8mmのブロンズミラーを使用
枠は真鍮を使い、単なる無機質だけではない
印象に
                                 
      

 
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               黒という色から発信される圧倒的な存在感と豊かな質感が、

               様々な表情で繊細なニュアンスまでも伝えます。

 

 

 
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こちらも以前の記事でご紹介したCRSS HOTEL同様黒ベースに差し色はインパクトのある赤。

 

和のコーディネートをプラスすれば、ミステリアスで妖艶、オリエンタルなムードのある空間が
たちまち完成します。

 

 

赤と黒はお互いに強烈な個性のある強い色なので、組み合わせ次第では
想像以上の効果が期待でき、見る人に鮮烈な記憶としてインプットさせることも可能なのです。

 

ここで重要なのが、黒の空間の中の赤の割合です。

 

 

ファッションでも共通して言えることですが、基本的に赤は膨張色なので、少しの割合でも
目の錯覚を起こし、多用しすぎてしまうと、程よい差し色で視覚の刺激の効果を演出したつもりでも、

かえってそれが逆効果の結果を招くことになるので注意が必要。。。

 

 

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          床からのライティング 
  明かりの重心を下に持ってくることで、空間に安定感と落ち着きが生まれます


 

実際には、窓からの自然光なども入ってきていたので、
独特の雰囲気とまでは至らなかったのが残念。。。

 

 

 
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人々に宿るイメージを温存させながら、色彩のグラデーションでのメリハリ、

明と暗、直線と曲線などの見た目のハッキリとした変化はもちろん、一見曖昧ともいえるテイストの

確立など、印象の部分での調和も目新しさをアピールする上では、大事なリニューアルの要となるのでしょう。

 

 

ボリュームがある空間ほど、統一感やまとまりを重視しすぎると、空間が単調になりがち。

 

 

例えば、和と洋、ミニマムとグラマラス、クラシカルとモダン、スイートとビター などなど、
本来相反する2つのテーマをいかに融合させて、完成度の高い空間を創りだすのか。。。

 

 

 

0から造るデザインと、既存のものとのバランスを考えて造るデザイン。。。
見方を少し変えれば、観点も異なり、違った視点で見えてくるものがあるはず。

 

 

 

                                次回は、その先のレストランでお会いしましょう。

皆様、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
今年のケント・ハウスも大切な本質部分は守りながら、常に新しい物への冒険やチャレンジ
を積極的に行い、よりたくさんのお客様の満足を追求することをお約束します。
私たち ケント・ハウスのコンセプトを一人でも多くのお客様へお届けするべく
今年は、さらにわかりやすい表現でバージョンアップ致します。
ケント・ハウスは金額が高そう、敷居が高い・・・
コンパクトな家をお願いするには気が引ける・・・
実際に当社で新築されたお客様からも、最初はそんなイメージを持たれていた方が
たくさんいらっしゃいました。
そんなイメージの『誤解』を払拭すべく、コンセプトのカタログをリニューアルさせていただく事に致しました。
では、そもそもケント・ハウスとはどんな会社なのか?
私たち ケント・ハウスには営業・販売部署は存在しません
私たちは、そこにコストをかけず、”家づくりの本質”に情熱を注ぐことを信条にしている会社です
それは、『住宅』という、一生に何度も購入することのできない大切な買い物に、営業マンが入ることで、
ノルマや売り上げなどの会社や担当者の事情が入り、お客様自身の都合を置き去りにされてしまうことに
私たちが疑問に感じている事の証なのです。
私たちは、徹底した分業化を図り、それぞれが一人一人のお客様の住宅に関わることで
そのプロジェクトの一員であり、スペシャリストであり続けたいと考えています

見積書も、一般的な会社のようにおおまかな概算ではなく、一棟の家が出来るまでの部材を
一つ一つ丁寧に拾い、積算して、分厚い“資料”としてわかりやすく示し、
お客様に提出するところにも、私たちのスピリットは根付いています。
それは、一見非常に手間や労力のかかる作業のようですが、お客様の立場に立って
考えれば当然のこと。
建物が完成するまでには、基礎工事から、木工事、内装、家具、外構に至るまで、
たくさんの素材を使い、それぞれの場面で専門業者や職人達が精魂こめてそこに従事するのです。
家が出来てしまえば、見えなくなってしまう 建物の奥底に眠る大事な建築資材にはどのようなものが
どれほど使われているのかを伝えるのも私たちの重要な使命。
そんな多大なプロジェクトに、適当なところや、その場凌ぎのあいまいさや不公平さがあっては
決してならないと思っています。
コストも含めてトータルで、お客様と共に創り、進めていくこと。
10の会社にプランや見積もりを依頼しても、結局、最後にお願いするのは1社だけなのです。
「どうぞ遠慮なく他社と比べて下さい」私たちはいつも自信を持ってお客様に伝えています
決めるのはお客様自身だから、その大切な想いを 私たちは押し付けや押し売りをすることなく、
常に尊重しています

そんな私たちのコンセプトを、一人でも多くのお客様に伝えたい。。。
そう願って、今年はコンセプトをよりわかりやすくリニューアルしました。
土地のこと、プランのこと、建物のこと、お気軽にお問い合わせ下さい。
専門の担当者が丁寧にお答えいたします。
今年のケント・ハウスもスタッフ一同 エンジン全開で頑張ります!
尚、通常営業は5日からとなっております。
今年一年もたくさんの“笑顔”に出会えることをケント・ハウス一同楽しみにしております。

                                      
s-2009年賀のコピー
新年 明けましておめでとうございます。
お陰様で 昨年も素敵なお客様達に巡り合うことができ、未来のケント・ハウスを予感させるような
有意義で楽しい仕事をさせて頂きました。
誠にありがとうございました。
弊社も設立17年目を迎えるにあたり、今まで培ってきた経験技術をさらに活かし、
より良い仕事をして皆様に心から喜んでいただけるよう、社員一同全力で頑張って参ります。
皆様に取りましても、今年一年が、幸せな良い年となりますよう心よりお祈り致します。
                                          藤本 忠宏
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